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【50歳からはもらった人生?】歳をとるってどういうこと?

コスモスの画像
いろは
いろは

こんにちは!いろはです

私は現在50代ですが、40歳を過ぎた頃から少しずつ肉体的にも精神的にも歳をとったなぁと感じることが増えてきました。

更年期の影響もあるかもしれませんが、不定愁訴と言われるような特に病気とも言えないような不調です。

私の場合カラダの不調のほかに、集中力の低下・新しいことをスムーズに理解することがだんだん苦手になっている気がしています。

こねこ
こねこ

脳の老化?コワイね

同居している私の母は80代半ばです。

母が私の年齢の頃は病気らしい病気もせず、体を使ってよく動き、働いていました。

ところがここ10年くらいはみるみる弱ってあちこち疾患をかかえ、現在は歩行器がないと室内も歩けない状態です。

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歳をとるとは?老化のシステム

歳をとるってどういうことなんだろうって漠然と考えていた時に、書店でこちらの本を見かけ購入しました。

「老いる自分をゆるしてあげる。」

なんとも衝撃的なタイトルではありませんか!

著者の上大岡トメさんはイラストレーターでこの本もマンガ形式なのでとても読みやすくなっています。

2004年に発行された「キッパリ!たった5分間で自分を変える方法」を以前に読んだことがあり、とても面白かったのでトメさんの著書には関心がありました。

こねこ
こねこ

ほんわか系のイラストだね

いろは
いろは

うん!ゆる~い精神論の本かなぁと思ったら・・・

意外なことに医学的な細胞レベルの話にまで言及したがっつりマジメな医学的「老い論」がユーモアたっぷりに描かれているのです。

というのも、こちらの本は医学博士や脳科学者、理学療法士など5名の名だたる専門家の監修のもとに出来上がっている本なのです。

トメさんは私と年齢が近く体形も同じくらいかなと思います。

また趣味がヨガとバレエということも自分と似通ったものを感じて、作品への親近感がわきました。

この本では作者のトメさんが50歳を目の前に急に喘息を発症し、周りの知人を見ても50歳前後で体調に異変が起きた人が多いことに気づき不安になったところから始まります。

そこへ元女医のアンさんという謎のおばあちゃんが現れ、トメさんに「老いる」ということを医学的に指南していくのです。

老化のしくみとは

お年寄りと手をつなぐ

人が肌のシワや白髪など見た目の変化を気にしたり体力がなくなったと感じたりすることは、個人差はありますが多かれ少なかれあることです。

元女医のアンさんはこう説明しています。

老化ってね

実はヒトの中に「老化のプログラム」があらかじめ入っていそれに従っているだけ

経年変化ではないのよ

引用 「老いる自分をゆるしてあげる。」P.21より

その老化のプログラムは人により進み方が違うので、年齢の割に若々しい人もいれば逆の人もいるというわけですね。

ヒトの体は細胞分裂で新しい細胞に生まれ変わりますが、一生の中で細胞分裂できる回数には限りがあるのです。

細胞が新しく生まれ変われなくなると、体に慢性炎症やガンを引き起こしたりカラダに悪影響を及ぼす老化細胞となって蓄積されていくというわけです。

気になる脳の老化とは?  

年々集中力がなくなったとか、新しいことがなかなか覚えられないという風に感じることが増えてきました。

ただの言い訳かなぁと反省もしますが、父が認知症だったので私にもその素地があるのでは?と不安になります。

私は脳の働きが単純に衰えてくるんだと考えていました。

でもこの本の中のアンさんがいうには、実は脳の活動は若い人ほど低くて歳をとるごとに増えていくのだそうです。

若いときは睡眠で脳の活動を落ち着かせることができます。

でも歳をとると睡眠の質が落ちるので沈静化することができず、いつも脳が興奮状態のままになってとっちらかっちゃうんですね。

いろは
いろは

頭の中がワーワーになる状態ってなんかわかるわぁ

めちゃめちゃ実感します。

頭の中にやるべきことがあれこれ優先順位を主張して戦っているし、のんきに関係ない音楽のフレーズやら映像やら勝手にリフレインしていたりで、ホントにワーワーな感じです(笑)

上手に歳をとりたい。美しく健康的に老化を受け入れるには

なぁんだ・・・と思われるかもしれませんが。

健康的に歳をとるには
  1. 栄養バランスの取れた食生活をする
  2. 適度に運動をして筋肉と骨を鍛える
  3. しっかりと睡眠をとって脳を休ませる
  4. 好奇心をもって新しいことにチャレンジする

結局は一般的に健康的とされる行動となんら変わらないのです。

1.体は食べたものから作られます。

偏った栄養では体の機能がうまく働かなかったり、肌や髪や見た目の若さも保てません。

2.運動不足が続くと足腰が衰え、自分の体を支える筋肉と骨も弱ってきます。

楽をしようとすることは体を怠けさせてしまい老化に拍車がかかってしまうのです。

3.年齢を重ねるごとに眠りが浅くなります。

若いころは朝までぐっすりだったし、小さい子どもは周りで大きな音を立てても揺さぶっても起きないですよね。

夜中に目が覚めることが増えてくるようなら、熟睡ができていない可能性があります。

早寝したり、状況が許せば短時間のお昼寝を取り入れてみるのも良いです。

4.そして、新しいことへの興味を失わないこと。

わからない、ついていけない、と簡単に片づけず何でも面白がってやってみるのが脳の活性化にもよいことではないでしょうか?

うまく出来なくても楽しそうに新しいことにチャレンジしている年上の人を見ると「素敵だな」と思いませんか?

おじいちゃんおばあちゃんなら失礼ながら「ほほえましいな」サポートしたいなと思いませんか?

決してすぐに拒絶したり否定するような頑なな心にはならないようにしたいですね。

いつも穏やかに柔軟に人にも物事にも向き合えるように歳を重ねていきたいものです。

40代50代60代と年齢が気になりだした方はもちろん、まだお若くて自分が歳をとることなんてピンと来ない方も親御さんを思うと他人事ではなくなりかもしれませんね。

誰しも同じように時間は過ぎていくのですから・・・

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